■日本の犬の飼い主のマナーとモラルを、もっと向上させたいという強い想いから『ONE BRAND』創刊へ
Q.“犬との暮らし”にスポットを当てたフリーマガジン、『ONE BRAND』の創刊に至ったきっかけを教えてください。また、媒体名からは犬の鳴き声の「ワン」を連想しますが、ネーミングの由来は何でしょうか?少子高齢化や核家族化という社会構造の変化の中で、ペットは家族の一員として人間同様に「コンパニオンアニマル(伴侶動物)」となりました。ペットの社会進出が進むにつれ、ノーリード、糞の放置等々飼い主のマナー、モラルの低下が大きな問題として問われるようになっているのも事実です。“ウンチを路上に放置する人は犬を飼う資格なんてない!”10年来の同居犬と散歩をする度に思う私の心の叫びでした。
人と犬の共生、豊かなライフスタイルを高い意識で作っていける方たちを私たちは“ONE層”と呼んでいます。それはONLY ONEなONE STYLE,ONE LIFE,ONE UP,ONE TO ONE、 ONE WONDERFULを意識している方たちです。
“1”(ONE)から始まる人と犬との関係を、今までにない視点と切り口で、インターネット時代だからこそ紙媒体【雑誌】として表現したいという思いから『ONE BRAND』というネーミングにしました。
■ドネイション(=寄付・貢献)という新しいスタイルのフリーマガジン
Q.ペット専門誌にも劣らないクオリティの高い媒体作りには、『ONE BRAND』ならではのこだわりがあると思います。媒体の特徴、また誌面作り等で工夫されている点はズバリどこでしょうか?
ONE BRANDは“犬との暮らし、プラスに演出”をコンセプトとしたドネイション(=寄付・貢献)スタイルのフリーマガジンです。
犬を愛する人はきっと社会に優しいはず。犬を抱きしめられる人はきっと思いっきり人を愛せるはず。犬との時間が大好きな人はきっと素敵な毎日を送っているはず。飼主とペットの関係を超えた人と犬。家族としての共同生活の中で、人が犬に、犬が人に、何を求め、何が出来るのか?
フリーペーパーの定番であるクーポン紙にはしない、ペット雑誌によく見られる通販カタログにはしない、カワイイではなくカッコ良く、スタイリッシュな見せ方をするという事には創刊号からこだわっています。
また『ONE BRAND』はペットの雑誌と言われることが多いのですが、私達はライフスタイルマガジンを作っているつもりでいます。切り口が犬なんですね。
ですから紙面作りの上でも、ペット専門誌だという意識はほとんどありません。
躾だったり、洋服やグッズの情報は他の雑誌や、WEB上に溢れていますから。
私達は紙面やWEB、様々なメディアを通じて、犬とのライフスタイルを紹介しています。
ONLY ONEな犬との暮らし方を見つけ出してくれればと思っています。
「これが犬との正しい暮らし方だ!」なんて押し付けはしたくないんです。
ただ1点、必ず守って欲しい事は、表紙に必ず載せているこのunchiマークです。
「犬の糞を拾わない人は、この雑誌を手に取らないで下さい!」って謳ってるんですね。
かなり強気な意思表示ですが、飼い主さんにマナーを守ること、モラルの重要性に気付いて欲しいと強く願っています。
Q.犬との暮らしに関するあらゆる角度からの情報が集約されたこの『ONE BRAND』ですが、実際にどんな方に読まれているのでしょう?
私達のコンセプトは“犬との暮らし、プラスに演出”です。つまり犬との暮らしを前向きに楽しんでいる人に向けて、より充実した毎日を送って欲しいという思いで情報を発信しています。
そういう思いが通じてか、『ONE BRAND』を気に入って下さっている方は、本当に意識の高い飼い主さんが多いんです。ご意見や質問などを頂戴する中で、私達も勉強させて頂いているなと感じます。
本当に有り難いことです。
データとしては、30代後半から50代の女性が大半を占めています。
また犬のために時間やお金をかける事が出来て、それを楽しめる、いわゆる富裕層の方が多いというのも『ONE BRAND』の特徴かもしれないですね。
それとビックリすると同時に、大変嬉しい事なのですが、犬を飼っていらっしゃらない方もサポーターとして会員登録頂いているんですよ。
『ONE BRAND』が犬を飼っていない方々に、犬との暮らしの素晴らしさを伝えることが出来たならば、これも私達のDonation(寄付・貢献)になるのかなと思っています。
■新鮮で充実したWebコンテンツとフリーマガジンの連動で、ONE BRANDという“ブランド”を高めていきたい
Q.この7月にオープンされたばかりの『ONE BRAND Web Site』ですが、犬に関するコラム、グッズ紹介から会員組織までとこれからの展開が楽しみなサイト内容ですね。フリーペーパーとWebサイト、今後読者にとって、また広告主に対しどのように連動していくのでしょうか?
WEBは今、メディアとして欠かせない要素です。単なるマガジンのフォローサイトではなくWEB単体でも楽しめて役立つようなものを目指しています。
「ONE BRAND WEB」のメインコンテンツは“ドッグディレクター(DD)”と呼ばれる犬との暮らしのオピニオンリーダーたちのコラムです。
犬との暮らしをプラスに演出するノウハウやコツを惜しみなく、そして楽しくお届けしていきます。WEBに寄せられた皆さんのお悩みにも丁寧にお答えしていきたいなと思っているんです。
マガジンは2ヶ月に1回、こちらからの情報を発信するものなので、WEBでは日々変わる話題をいち早くお届けしたり、読者・サポーターの皆さんからいただくお話やご意見をどんどん反映して作っていけたらいいな~と考えてます。
もちろんマガジンとも連動し、ONE BRANDという“ブランド”を高めていきたいですね。
ただ単にカワイイではなくカッコ良く、スタイリッシュに人との暮らしにプラスになるような…。
他社の幅広く上質な広告主を掲載されてるフリーマガジンに負けないような、クオリティの高い広告展開を考えています。
『消費者にきちんと届く』ためには情報の発信源のブランドがしっかりしていないといけないですから。
■広告主は犬に特化した企業より、むしろそれ以外の幅広い業種で好評。社会貢献に関心の高い企業が、ドネーション(寄付・貢献)に共感
Q.創刊されてから7月で4号目を迎えられたということですが、実際ご掲載された広告主の声はいかがでしょうか?
広告先様は、車関係、不動産、メディア(テレビ、ラジオ)、カー用品店、旅行会社、ドッグフード、アパレル、保険、レジャー関係などと多彩で、犬に特化した企業が少ないのも特徴ですね。
それは、ドネーション(寄付・貢献)に共鳴してくださる、いわゆる、“社会貢献”に関心が高く、共感してくださる企業様しかいないと言うことでしょうか。
共生をテーマにしているところで是非賛同したい、ターゲットが明確だ、設置場所が他のペット雑誌と違って新しい、写真が良い、読み物としてしっかりしている、他のカワイイだけのペット雑誌と違うところが良いなどの嬉しい声を戴いています。
嬉しい話はたくさんありますが、特にフードメーカーさんから、この雑誌はコンセプトがしっかりしているので広告掲載するだけで自社の商品を説明でき、そのまま営業ツールになると言われたのも嬉しい“ONE”でしたね。
何故かと言うと、ONE BRANDの理念には“犬の食事も大切!”というのがあります。
ですから、粗悪なドックフードを出す、あるいは扱う先は広告先としてはお断りしようと決めていた事もあり、創刊当初はいくつかのショップさんに酷い言葉を投げられた事もあったからです。
扱いが難しいフード業界にあって、今回のケースはフードメーカーさんもしっかりしていて、お互いのコンセプトが一致し、『あの時負けなくて良かったな』と思わせていただいた嬉しい例でした。
■犬との暮らしに“プラスなもの”をWEBやモバイル、イベント、商品、人材等でアウトプットしていきながら、社会貢献を目指す
Q.最後に『ONE BRAND』の今後の展望についてお聞かせ下さい。
ONE BRANDは、フリーマガジンだけに留まろうとは思っていません。
「犬との暮らし、プラスに演出」がONE BRANDのコンセプトですから世の中のあらゆる手段、方法で“プラスなもの”を演出しアウトプットしていきたいと考えています。
それはWEBやモバイル、またリアルなイベント、商品、人材等々のアウトプットです。
ONE BRANDならではの演出でONE BRANDが作り上げるコンテンツや情報をONE BRANDらしく世の中に提供していきたいと思います。
ただ、犬は家族の一員ではあるけれど、やっぱり人間じゃない。だからこそ適当な距離感を保つことも大切だと思います。犬のために人間が我慢するのはおかしな事だし、犬も人間が常にべったりとそばに居たらストレスが溜まる事もある。
そういう事をふまえて犬との暮らしを豊かなものにしていけば、犬を飼っていない人たちとの間にあるギャップも埋められると思います。
モラルがあればルールはいらない。都会における人と犬との共存。ペット社会が広まる中で必要とされること、それはルールだと思います。マナーやモラルさえあれば、ルール、すなわち法律は必要ないと思うんです。
ONE BRANDはONLY ONEなONE STYLE,ONE LIFE,ONE UP,ONE TO ONE、 ONE WONDERFULの“ONE”を常に心がけ社会貢献をしていきたいと考えています。
皆様の応援をお願いします。