■介護に関わるすべての方々に向けた介護情報フリーペーパー
Q.複雑な介護サービスがわかりやすく説明されている『介護サービスガイド帳』。創刊のきっかけを教えて下さい。
本誌の発行人は、実際に自分の老親の介護をする必要が生じたとき、いったいどこに相談していいのか分からず、とても困ったそうです。そのため、これから介護をする必要がある人たちが同じような経験をしなくても済むようにとの思いから、介護情報を提供する本誌は創刊されました。
Q.御誌の主な特徴や誌面作り等で工夫されている点を教えて下さい。
3つの特徴があるといえます。
第1は、介護保険の制度ができるだけ分かりやすく説明されていることです。複雑な介護保険のサービスの全体を理解することはなかなか容易ではありません。特に、初めてこのサービスを利用する方にとっては、本当に複雑で分かりにくいものです。本誌ではポイントを押さえた説明が金額を例示しながらされています。ですから、本誌は、自宅で介護に従事されている一般の方だけでなく、介護の第一線で活躍するホームヘルパーの方にとっては手引きとして、また、福祉・医療関係の大学などでは教材としても使われています。
第2は、手元においていつでも利用できる便利なリストが掲載されていることです。このリストには、(1)介護相談窓口、(2)サービス事業者、(3)高齢者施設、(4)救急病院、という4種類のリストが含まれています。一般の方にも介護専門職の方にも、介護の便利帳として使われています。
第3は、単なる解説パンフレットにとどまることなく、読み物的要素がふんだんに盛り込まれているということです。2007年版では、外国人タレントとして人気のあるオスマン・サンコンさんに登場していただきました。サンコンさんは、実はホームヘルパー2級の取得者だったからです。また、福祉先進国であるデンマークの現地レポートも掲載しました。
Q.媒体の配布方法やそのメリットを具体的に教えて下さい。
本誌の配布場所は、通常のフリーペーパーと大きく異なり、公共の場所を中心に配布されているということです。全国の市区町村の介護関係窓口、社会福祉協議会、地域包括支援センター、図書館、病院といった公的な場で、本誌を入手することができます。これは、本誌の有する公共性が評価されているからです。通常は配布が困難な公的施設に本誌は置かれていますから、本誌への広告は読者から信頼性の高い広告として受け止められることになります。
■プロやアマを問わず介護に関わるすべての人に対して有用な情報を提供
Q.ターゲットとする読者に喜ばれているポイントはどの辺りでしょうか?
すでにお応えしたことでもありますが、プロやアマを問わず介護に関わるすべての方々に対して、(1)介護保険制度のサービスを分かりやすく説明してあること、(2)年間を通して手元において活用できる介護関連リストがついていること、(3)興味ある読み物が掲載されていること、です。
Q.フリーペーパーのほかに、誌面連動したメディア(Web等)や企画(イベント等)がありましたら教えてください。
本誌の発行元である特定非営利活動法人「全国介護者支援協会」は、介護たすけあいホームページ「あったかタウン」を運営しています。このあったかタウンは、介護情報のポータルサイトです。本誌の広告と連動させることによって、広告効果を倍増させることができます。
また、本誌は、介護福祉関連のさまざまなイベントでも配布されます。発行元の全国介護者支援協会が配布する場合もあれば、各自治体が「福祉祭」などで配布する場合もあります。広告の波及効果はさらに大きくなるといえます。
Q.『介護サービスガイド帳』の広告主の声はいかがでしょうか?
A社 (自動車)車椅子での移動が可能になる福祉車両をお客様にお知らせするのに役に立ちました。
B社 (冷凍食品)介護事業者の方とはなかなか接点がないので、助かりました。
C社 (建築)リフォームを必要とするお客様とつないでいただく役目を果たしていただきました。
D社 (有料老人ホーム運営)潜在的利用者の方々にダイレクトで広告できるので嬉しいです。
E社 (介護用品販売)利用者に特化できます。
介護関連の広告媒体はほとんどありませんので、広告主からは高く評価されています。
■豊かな介護社会の実現に向けて、さらに発行地域を増やしていきたい
Q.最後に、御誌の今後の展望についてお聞かせ下さい。
介護福祉の重要性は、高齢社会・日本で今後、増していきこそすれ、減ることは決してないでしょう。介護は一部の人だけでなく、すべての人に関わる問題です。豊かな介護社会の実現に向けて、本誌の持つ意義もますます重要になってくることは間違いありません。今後、さらに発行地域を増やし、全国の都道府県で必ず一冊は発行するようにしていきたいと考えています。